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縫製職人 その1


皮革縫製には、靴、ベルト、ハンドバッグ、小間物などがあり、それぞれの分野で
専門の職人さんが我々の身近な品々を製作しています。


現在の日本ではどの業界も同じだと思いますが、縫製職人さんの世界でも技術力の
あるプロの職人さんの高齢化が進んでいます。
ここ20年以上続いているデフレの影響で、次に続く中間層の職人さんがほとんど
居ないのも技術の継承という点で大きな問題です。
最近では、職人への道を歩み始める若い人たちが増えてきていますが、縫製職人として
生活していくのはデフレ下の日本ではなかなか大変です。
簡単に「安くて良いもの」といいますが、見た目はよくても使ううちにすぐにダメに
なってしまうもの、飽きがきてしまうものなどは、安いものではなく、決して良いもの
でもありません。
上質な材料はそれなりの値段をしており、それを補助する部材も上質な物を使用し、
熟練職人の手が入っているなど単純な条件でも安くて良いものはどこにもありません。

良いもの、愛着を持って使い続けられるものは、良い部材だけで作れるのではなく
職人さんの細やかな技術が生かされて初めて完成するものです。
アナログで行う細かい仕事は日本人の得意分野であり、創意工夫を重ねて生み出される
仕事、技は重要な日本の文化として残し、伝えていかなければならないと考えます。
この問題は、皮革製品製造業界だけに限らず、今後の日本全体の産業構造も含み考えて
いかなければならない問題点ではないでしょうか。 


バケッツの縫製職人さんは、経験、スキルなど沢山の引き出しを持っています。 
その技を次の世代に伝承、継承出来ないものであろうかと日々考えて製品企画制作に
あたっております。 年配の職人さんと若手の職人さんの架け橋になれるような事を
考えていくのも今後の大きな課題の一つです。 


上質な部材に熟練職人の手が入った本物は時を経て徐々に味が出てきます。
それは犬具でも同じこと。
愛犬の成長とともに毎日のお散歩を楽しんでいただきたい。
そのためには、修理体制の整備など新しい製品を作るより手間が掛かる作業が必要になります。


最後にご紹介するのは、Sさまの愛犬ウエスティーのSNOWYくんの首輪とリード。
ネームタグが付いたベルトごと無くしてしまったとの事で新たにベルトをお作りしました。
毎日一日2回のお散歩でお使いいただいています。


この写真は、2012年4月に特注品をお作りした時のもの。
(バケッツでは、特注品の写真データをお客様のファイルに保存しています。)





下の写真は、今回の修理品(2013年12月) 
リードのネームベルト新しく作り、ネームタグを入れ固定しました。
毎日2回のお散歩で馴染んできてとてもよい感じになったとお聞きしました。
白の部分は少し貫禄が出てきましたが、踏んだり引きずったりしなければ
白も問題ないですね。


Snowyくん!
これからも お散歩を楽しんでね♪



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