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職人技 打ち抜き職人
職人技 打ち抜き職人

バケッツ製品を製作する時にまず行う事は 使用する牛革半才280DS
(1DS/10cm x 10cm)を大漉きにかけて 厚さを均等にする作業です。
その後、大漉きした革は打ち抜き職人の手によって製品を作り出す初めの作業が
行われます。


写真でもお分かりのように牛革半才でも大変大きく、適合した部位を選び
打ち抜く前の裁断をするのは熟練技がなければ難しい作業となります。
裁断が終了した後に行う作業が今回のテーマである打ち抜き作業となり、
熟練技の見せ所となります。



牛革打ち抜き作業に使用する工作機械は、写真の抜き打ち機を使用します。
上から大きな圧力で打ち抜くので作業には危険が伴うため、細心の注意と熟練技を
伴った技術者でなければ作業は出来ません。


これら皮革の打ち抜きに使用する抜き刃は ハガネを曲げて溶接等を行った上で
製作されるスウェーデン鋼抜き型と呼ばれるものです。
昭和30年頃にスウェーデンのサンドビッグ社から紹介され、日本に従来からあった
火造り抜き型(日本刀を製作する時に行う製法)よりコスト、納期などが大幅に削減
できるため 多く使用され現在も一般的にスウェーデン鋼が使用されています。
しかし、高度な制度を要求される仕事に対しては火造り型を使用しているメーカーも
多くあり、バケッツ製品を製作する場合も精度が必要な細かい部材には火造り抜き型を
使用しています。(火造り抜き型については 改めてご説明します。)

一つのバケッツ製品を製作するにも刃型(スウェーデン鋼)を7〜8型使用します。
皮革の抜く部分を的確に定めて効率良く抜き、その後の作業も視野に入れて抜きをする
ため一枚の牛革を打ち抜く作業は経験、創造力、判断力、体力などが要求される仕事で
あり、皮革製品の製品上がりの良し悪しを決定するのもスタート時の打ち抜き職人技に
かかわっていると言っても過言ではありません。

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