革 皮革、鞣し、本染め

革について

皮と革の違い
・皮とは、鞣される前のそのままでは腐ってしまう状態のもの
・革とは、鞣されて加工できる状態のもので腐ったり変質しないように仕上げたもの
・皮革とは、皮と革の両方を総称した意味をもっています。


牛皮の大分類
ハイド: ステア(去勢雄牛皮)
     ブル (雄牛皮)
     カウ (雌皮)
スキン: キップ(中牛皮)
     カーフ(子牛皮)



ハンドバッグではステア皮が主に使用されています。
しかし、ステア皮でも加工工程(鞣し加工等)と部位により上質皮革、中質皮革、通常皮革
などに分けられ、使用目的により市場に出荷されています。
上質な皮革は高級ブランドハンドバッグ、高級革靴などに使用され、一流の職人の手に
より製品化されています。
床革と呼ばれる部位は硬く、革減りが少ないので革靴の底部に使用されています。
バケッツはステア牛、半才(約280/DS)の皮革の銀付き革(動物本来の銀面模様を
生かして仕上げた革)を使用しております。



革にも紙などと同じように革目(皮革繊維の流れ目)と呼ばれる部位があり、バケッツ
製品は使用目的などを考慮した上で革目に流れに合わせ加工製品化しております。
より多くの製品を作り出すために一枚の革からどこの部位でも構わずに抜き上げを
行っているメーカーさんもありますが、バケッツは理にかない耐久性などにも対応
できる製品造りを行っているため一枚の革から製品化出来る本数は限られています。

鞣しについて
皮革の鞣しについては、大枠ではクロム鞣し革、植物タンニン鞣し革に分けられますが
バケッツ製品はクロム鞣し革を使用しております。
クロム鞣し革の特徴は柔軟性、弾力性、抗張力、耐熱性、染色性に優れており軽量なため
ハンドバッグ、カバン、衣料、手袋など市場に出回っている革の大部分はクロム鞣しを
主体とした革です。

本染めについて


鞣しをした革の表面を染め上げる前に行うのが下地造りです。
下地造りはバケッツが使用している本染め(芯通し)皮革の前作業となり、この下地色が
入った革に革色を染め上げ、バケッツが使用する皮革となり製品加工工程に入っていきます。
下地を入れた革を染色する工程を行うことで表面が白くならない本染め(芯通し)革となります。

バケッツは、原材料から製作工程まで質の高さを日々追及してお客様に良質な製品をご提供しております。

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